ミノキシジルが向いている男性や女性の薄毛症状とは?
ミノキシジルは、厚生労働省が薄毛治療に効果があると認めている成分です。
日本皮膚科学会のガイドラインでも、薄毛治療薬の第一選択薬として推奨されているので、優れた効果が期待できます。
では、ミノキシジルはどのような薄毛症状に向いているのでしょうか。
ミノキシジルの働き
高血圧治療のための降圧剤に使われていたミノキシジルには、血管を拡張する効果があります。
血管を拡張すれば、全身の血行が促進されるので頭皮にもしっかり栄養が行き渡ります。
栄養不足になると抜け毛が増えたり、髪が細くなって薄毛が起こります。
ですのでミノキシジルで血液の流れを改善すれば、髪の成長に必要な栄養が行き渡り、薄毛の解消効果が期待できるのですね。
またミノキシジルにはアデノシンという物質を分泌します。
アデノシンは細胞を増殖やタンパク質の生成、血管のダメージを修復するなどの働きを担っています。
髪は毛乳頭細胞が分裂することで成長しますし、髪の原料はタンパク質です。
血管が修復されれば頭皮の血行も良くなるなど、ミノキシジルは発毛環境を整える効果もあるのです。
ミノキシジルが向いている薄毛症状とは
脱毛の原因や薄毛の症状は、基本的に男性と女性で異なります。
男性の場合だと男性ホルモンや皮脂の過剰分泌が主な原因ですし、女性は加齢や頭皮へのダメージによる乾燥が主な原因だと言われています。
薄毛の症状では、男性はM字型ハゲやO字型ハゲなど局所的なものに対し、女性は全体的に薄くなるという特長があります。
そのため薄毛への対策法も異なるのですね。
しかしミノキシジルというのは薄毛の原因を改善するのではなく、髪の成長に直接働きかけます。
何らかの原因で衰えた発毛機能を活性化する発毛効果を持っているため、どんな薄毛症状にも効果が期待できるのです。
また男性型脱毛症への効果が認められていますから、AGAやFAGAの症状にも向いています。
あらゆるタイプの薄毛に向いているミノキシジルですが、薬効成分ですから摂取量には注意が必要です。
わずかですが副作用の報告もあるので、使用法を誤ると薄毛の改善ができません。
ですのでミノキシジルを使いたい方は、医師に処方してもらい正しい指導のもとで使うようにしましょう。