自然に見える植毛の密度とは1平方センチに何本?
移植した部分だけ異様にボリュームがあったり、周りの髪の毛と違和感があったら植毛の魅力も半減します。
ここでは、自然に見える植毛のポイントとなる密度についてご説明します。
植毛の密度とは?
植毛における密度というのは、1平方センチあたりの髪の毛の本数です。
密度が高ければ高いほど髪の毛は濃くなり、低ければそれだけ薄くなります。
こう聞くと分かりづらいかもしれませんが、1本と100本で比較してみると分かりやすいでしょう。
1平方センチに髪が1本しか生えていなければ、周りはスカスカの状態ですから薄毛を隠すことはできません。
しかし100本生えていれば、当然ですが頭皮が見えなくなるので、薄毛を完全に隠すことができます。
60本から80本程度が平均的?
では、どのくらの密度であれば自然なスタイルになるのでしょうか。
これは周りの髪の毛の密度との兼ね合いもあるので一概に言えませんが、平均すると60本から80本程度と言われています。
この本数より少なすぎると地肌が透けてしまいますし、多すぎると不自然になるので参考にしてみてください。
密度は好きなように選べるのか
自然に見える植毛の密度というのが分かれば、後は薄毛の部分に自毛を移植すればいいだけ、と思うかもしれません。
ですが残念ながら、密度は自分で勝手に決められるものではないのです。
自毛植毛というのは自分の髪の毛だけではなく、髪を成長させる毛包ごと採取します。
つまり採取した部分には髪が生えてこなくなるので、好きなだけ採取できるものではありません。
地毛との割合をきちんと計算する
もちろん採取した部分がハゲるわけではないものの、それでも今生えている髪の毛すべてを採取するのは不可能です。
ですので密度も大事ですが、移植できる髪の毛との割合もしっかり計算してから植毛をすることが重要です。
自分の髪の毛が足らなければ、人工毛で補えばいいのではと思う方もいるでしょう。
しかし人工毛は免疫異常など副作用のリスクがあるため、自分の髪で出来る範囲の自然な密度で行うのが正解です。